視能訓練士ママdiary

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【子供の斜視や弱視の治療】よくある質問のまとめ

おはようございます。

視能訓練士でワーキングマザーのぱんだこ(id:hareruyatan)です(*´*)

 

さて先日書いた子供の斜視、弱視の記事にご質問をいただきました。

なんて嬉しいこと!!!

読んでいただき有難うございます。

 

斜視に関する記事はこちら↓

 

www.hareruyatan.work

 

弱視に関する記事はこちら↓

 

www.hareruyatan.work

 

 

そこで今日は、ご質問に対するQAと、患者さんからよく質問される項目をまとめました。

前回の記事と併せてご覧いただければと思います。

少しでも治療中の方の参考になれば幸いです。

 

 

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ご質問をいただいた内容

 

ご質問いただいた内容は下記の3つです。

QA詳細をまとめました。

 

Q 弱視の治療を始めたら、いつまで続ければよいのでしょうか?

 

視力の発達する時期は、生後3か月から8歳までといわれているため、この時期に訓練を開始し、終了することが大切です。

 

治療の開始時期が早いほど、最良視力を得られやすいといわれています。

そのため、弱視を発見したらなるべく早く治療を開始します。

ただし、8歳を超えても視力の改善が少しでもみられる場合には、10歳くらいまでは治療を続けます。

 

※どんなに治療、訓練をしても最良視力(眼鏡を装用した状態で1.0以上)まで到達できない場合もあります。その場合は、視力の発達する年齢(8歳まで)を目安に終了します。

治療は終了しても、装用している眼鏡の度数調整は必要なため、経過観察を行います。

 

 

Q 弱視治療の遮閉訓練は、1日どのくらい行えば良いですか?

 

遮閉法の治療を行う場合には、基本的には終日遮閉は行わずに、年齢と視力差に応じて健眼(よく見える目)の時間遮閉を行い、患眼(視力が悪い方の目)を使う訓練を行っています。

両眼の視力の差が0.8程度と大きい場合には、5歳未満では2~3時間、5歳以上では1~2時間の健眼遮閉を行います。

両眼の視力の差が小さい場合には、遮閉時間は少ない時間で調整します。(かかりつけの眼科と相談し、慎重に遮閉時間を決めていきます。)

(※一般的な治療の場合なので、患者さんそれぞれの目の状態によって多少異なります。

 

 Q 弱視の遮閉訓練はいつ行ったら良いですか?

 

せっかく遮閉していても、子供が昼寝をしていたり泣いていたりすると訓練ができません。

そのため幼児の場合には、機嫌の良い時間帯を見計らって遮閉訓練を行います。

遮閉訓練中は、絵本を読んだり、絵をかいたりTVゲームをしたり、なるべく目を使う作業をしてもらいます。

遮閉訓練は連続して行う必要はないため、子供が昼寝をしていたり機嫌が悪くなったりしたら遮閉訓練を中断して、1日のトータルで指示された時間の訓練をするようにします。

 

   

 

よく眼科外来で質問を受ける項目

 

よく質問される項目をまとめました。

 

Q  斜視や弱視で遠視の場合、遠視用眼鏡はかけっぱなしが良いって本当ですか?

 

本当です。

 

遠視眼鏡の場合、眼鏡はなるべくかけっぱなしにする必要があります。

 

眼鏡をかけることで、お子さんが余計な調節力を使わなくても物が見れる状態を作ることができます。

 

眼鏡がない状態のときは、常にギュッと目に力を入れて調節力を働かせている状態のため、遠視の場合にはなるべく眼鏡はかけっぱなしが良いです。

私が治療を担当する患者さんには、基本的にはお風呂と夜寝るとき以外はかけっぱなしが望ましいとお話しし、なるべく長時間眼鏡をかけてもらえるようにお願いしています。

 

 

Q 遠視や弱視の治療では眼鏡をかけてTVゲームをすると良いって本当ですか?

 

本当です。

 

その理由として、子供は近見から視力が発達するため、近業作業をしてもらうことで、より訓練効果を上げることができます。

 

具体的には、塗り絵や迷路、TVゲームなどの手と目を使う作業で、時間は1回15分程度とします。

「眼鏡をかけた状態で近くのものを集中して見る」ことが弱視では治療に繋がります。

もちろんやりすぎはいけないですが、1日に何回かは集中して近くのものをみるように取り組んでいただくと、見えづらい方の目を使うこととなり、結果として目の発達に繋がります。

多くの眼科外来で、弱視治療では近見作業をたくさん行うように指導しています。

 

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

今回は、いただいたご質問と、眼科外来でよく質問を受ける内容についてまとめてみました。

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

今後も、眼科の記事を定期的にアップしていこうと思います。

   

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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