こんにちは。
視能訓練士ママブロガーのぱんだこ(⇒プロフィール)です(*´▽`*)
この記事を読んでくれているあなたは、突然白目が真っ赤に出血し、びっくりされていることでしょう。
見た目が真っ赤なのでびっくりしますが、その症状、心配はありませんので、ご安心ください。
眼科勤務10年目、視能訓練士の私が、結膜下出血の症状や原因、治療法の詳細を解説します。
※こちらの記事には、結膜下の出血写真が掲載されています。苦手な方はご遠慮ください。
結膜下出血とは
結膜下出血とは、脆くなった毛細血管が切れて出血した状態を言います。
症状の特徴として、目の白目部分がべったり染まります。
見た目が派手なため鏡などで見るとびっくりしますが、心配な病気ではありません。
結膜は眼瞼の裏側から角膜以外の眼球の表面を覆っている粘膜の部分のことです。
眼球と眼瞼をつなぎ、眼球の運動を円滑にするとともに、眼球を保護しています。
結膜下出血の原因
原因は様々ありますが、
- 加齢
- ストレス
- 血液をサラサラにする薬の服用(⇒高血圧や糖尿病の治療)
- 重いものを持つ
- くしゃみ
- 眼を強くこする
- 外傷
などが原因といわれています。
一度出血した場所が何度も同様の症状を繰り返すこともあり、思い当たる要因がなくても出血することもあります。
症状
多少ごろごろするなどの症状が出る人がいますが、基本的に痛みやかゆみなどの症状はありません。
結膜下の出血では、眼球内部に血液が入ることはなく、視力の低下も心配ありません。
出血の程度
結膜にある大小の毛細血管が切れて結膜下に出血が広がります。
小さな点状のものから、斑状、時に眼球結膜全体を覆う広範囲なものもあります。
治療法
特に特別な治療の必要はなく、7~10日前後で自然に吸収されて元に戻ります。
出血が広範囲にわたる場合には、自然吸収されるまでに2~3週間かかる場合もありますが、心配ありません。
心配な場合には抗菌剤の目薬などが処方されることがありますが、つけたからといって早く治るわけではなく、基本的にはそのまま様子を見ることが多いです。
出血と充血の違い
出血は血管が破れて血液が出たもので、血管の走行がみえません。
充血は細い血管が拡張した状態をいいます。
※充血している場合には結膜炎の可能性がありますのですぐに眼科を受診してください。
参考文献
大鹿 哲郎 東京 文光堂 前眼部アトラス 「総説:前眼部の正常構造」
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