おはようございます。
視能訓練士でワーキングマザーのぱんだこ(id:hareruyatan)です(*´▽`*)
眼科で検査の仕事をしているとよく患者さんからこんな質問をされます。
『目が悪くならないように、目をあまり使わないようにしているけど、使いすぎると目が悪くなるんですよね?』
確かに目は使いすぎない方が良いのですが、目を使いすぎたから目が悪くなるわけではありません。
目を使いすぎると目が悪くなるというのは嘘
目をたくさん使ったからといって目が悪くなったり、目の病気が進行することはありません。
ただし、長時間目を使うと疲れることがあるので、時々休憩が必要です。
目安としては、1時間連続で作業を行ったら10分くらい休むのが良いとされています。
目は使いすぎない方が良い理由
目を使いすぎても目が悪くなることはありませんが、それでも目は使いすぎない方が良いと言われています。
目の疲れによる影響
目を酷使しても、病気が進行することはありませんが、眼精疲労が起こる原因になります。
目のレンズの役割をしている水晶体の厚みを変化させ、焦点を調節する筋肉を『毛様体筋』といいます。
この毛様体筋の疲労により、視力低下や眼痛、充血、目の乾燥、身体的には頭痛、肩こり、ひどくなると吐き気やめまいが起こることもあります。
このような症状で通院されて治療を行っている患者さんもいるので、なるべく目は疲れさせ過ぎない方が良いとされています。
眼精疲労の主な症状
かすむ、チカチカする、乾燥する、ゴロゴロする、眼痛、眼瞼痙攣、頭痛、肩こり、吐き気、めまいなど
成長期の子供の場合は例外!!
成長期の子どもの場合には、長時間の目の使用が視力に影響する場合があります。
スマートフォンやTVゲームなど、長時間の近方視で目を酷使すると、目の筋肉が近方の焦点で緊張したまま戻らなくなります。
日常の環境を要因として、本来は近視でないにも関わらず近視のような状態(仮性近視)となり、仮性近視から近視が進行することがあります。
そのため、長時間にわたって目を使うときには、適度に休憩をすることが大切です。
仮性近視に関する記事はこちらをどうぞ↓
まとめ
いかがでしたでしょうか?
一定時間近方作業をしたら適度に休憩を入れることで、眼精疲労にならないように予防していきたいですね。
また、子供の場合には本当の近視に進行することがあるので、あまり目を使いすぎないよう注意して生活していくことが大切です。
学校検診の時期になるとよく質問をいただく内容なので、今回記事にまとめてみました。
最後までお読みいただき有難うございました。
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