おはようございます。
視能訓練士でワーキングマザーのぱんだこ(id:hareruyatan)です(*´▽`*)
皆さん、『白内障』ってどんな病気かご存知ですか??
よく聞く眼科疾患で、加齢とともにすべての人に症状が現れる疾患です。
よくある疾患なので、詳細をまとめてみました。
白内障、全2回に分けて紹介します。
白内障の症状がある方や手術を検討中の方の参考になればうれしいです。
白内障とは
白内障とは、カメラのレンズにあたる水晶体の混濁です。
白内障のほとんどは老化現象によるもので、紫外線も影響しています。
本来無色透明であるはずの水晶体が濁ると、黒目の部分が白っぽく見えたり、眼底写真を撮影してもぼんやりかすみがかって写ります。↓
白内障の原因は?
ほとんどは老化現象によるものですが、老化と関係なく、糖尿病、ステロイドの使用、アトピー性皮膚炎、ブドウ膜炎、強度近視、眼外傷が原因となることもあります。
白内障の症状は?
白内障の症状としては、主に、視力低下、目がかすむ、まぶしさを感じる、片目で見たときに物が2重、3重に見えるなどが挙げられます。
治療方法は?
治療は主に手術となりますが、急を要するものではないため、手術の時期は患者さんの希望で決めることができます。
手術は局所麻酔で行い、時間は10〜15分程度です。
手術をしたくない患者さんの場合、白内障進行抑制の目薬として「カリーユニ点眼薬」が処方されることがあります。
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しかし、この点眼薬はあくまで進行を遅らせるためのもので、進行するのを止めたり改善することは出来ないため、完治には手術が必要となります。
視力は良いのに白内障の症状がある患者さんもいる
白内障が進行している場合、視力検査では視力値が良くても症状があることがあります。
視力が良いのに白内障の症状がある場合、コントラスト感度が低下していることが多いです。
コントラスト感度は、眼科にて検査が可能です。
視力が1.0以上見えている場合でも、コントラスト感度が低下している場合には手術の適用となります。
白内障手術の適用時期は?どの程度で手術をしたら良いの?
白内障手術の時期については明確な基準はありませんが、車の運転には0.7以上、読書には0.5以上、読書以外の日常生活には0.3以上の視力が必要です。
患者さんが何をするとき、どの程度困っているのかなどを細かく聞きながら、手術時期を検討します。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
白内障は、70歳以上の発症率は100%といわれている病気で、個人差はあるものの50歳前後から少しずつ進行し始める病気です。
かすみ、まぶしさ、複視など心当たりの症状がある方は、是非1度眼科で検査をしてみてください。
次回は、【白内障手術の実際】をアップ予定です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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