こんばんは!!はんだこです😊
昨日書いたブログに、コメントをくだった方がいらっしゃって。
ブックマークしてくれた方がいらっしゃって。
とっても嬉しかったですし、とてもとても励みになりました。
本当にありがとうございます。
少しずつ、書いていけたらと思います。
さて、るるくんとのこれまでの育児のこと。
変わったこと、やってみてよかったこと。
これまでの書きたいことをまとめてみたらわんさかでてきました。
昨日まで、本当に書きたかったことが分からず自問自答していたなんて思えないくらい、ありました、書きたいこと。
なので、最初から順序だてて、1つずつ分けて書いていこうと思います。
今日は、るるくんの出産時のこと。
無痛分娩で出産した私が無痛分娩をおすすめしない理由
るるくんのこと
るるくんは、2018年7月に、都内の産婦人科メインの総合病院で産まれました。
体重3006g、身長50.5センチと平均ど真ん中の元気な男の子。
陣痛から50時間、分娩台にあがってから19時間かかりました。
私は高位破水してしまったため、感染予防のために、出産2日前から入院していました。
そのため、病院で陣痛が始まり、子宮口が開くのを待ちました。
痛い、痛い・・・それは痛かったです。
無痛分娩を希望していたため、陣痛の痛みに耐え、子宮口が8センチ開いたところで硬膜外麻酔、痛みが少しずつおさまってきました。(私の受けた無痛分娩は、自然に陣痛が起こるのをまって、子宮口が8センチ程度開いてから麻酔を使用するタイプの無痛分娩でした。このほか、計画無痛分娩=自然の陣痛を待たず行う分娩で痛みがぼぼない、日本では行っている施設が少ないタイプの無痛分娩もあります。)
お産のすすみもよく、分娩台へ。助産師さんからは、あと3時間以内には産まれるわよ。と。いきむ練習をはじめました。
もうすぐ、会える!!
旦那ともリラックスしながら会話が出来る程度まで痛みは遠のいていき、
無痛分娩てだいぶ痛みが楽になるんだな、よかった、って思ってました。
ここまでとっても順調でした。
ところが。
いざ何度かいきんでみると・・・
急に陣痛が弱くなり、微弱陣痛に。
麻酔が効きすぎてしまったのです。
ドクター、助産師さんが話合う声がきこえます。
「いったん分娩台おりてもらう?どうしよう?でも麻酔使っているから横になっていてもらわないといけないし・・・」
結局そのまま分娩台のこり、また陣痛が強くなってくるのを待つことに。
30分、1時間・・・まっても陣痛は強くなりません。
気づいたら3時間以内には産まれるっていわれた時間はとっくに過ぎていました。
結局、麻酔をやめ、陣痛促進剤を使うことに。
陣痛がくるのをまちます。
やっとお産が進んでいざ出産。
助産師さんの声かけでいきみ。
でも、赤ちゃんがでてこない!!!
さらには、赤ちゃんの酸素濃度が低下、呼吸の状態がわるいとのことで、
私の口に酸素マスクをつけることに。
このころには陣痛の猛烈な痛みが。
後少し!がんばれ!
でも、でてこない・・・
あと15分まってでてこなかったら帝王切開になります。
そんなことをいわれたとき。
みえた、頭。
頭がみえたから、吸引分娩にしましょうと。
そうか、もうすぐでてこられるんだね。
そのあといきんで、なんとか出産。
頭が見えてから3時間かかりました。
生まれたときは、すごいとんがり頭。
赤ちゃんの頭に、いくつもの傷。
頭がみえた状態でずっといきんだから。
よかった、産まれてくれて。
感動よりも、安堵。
るるくんは産声をあげましたが、ややぐったりしているよう。
直後ドクターにいわれた言葉。
「無痛分娩の薬使わなければもっと早くうまれてたよ。でも、よかったね。無事にうまれて。」
気づけば分娩台にのってから19時間経っていました。
なぜ無痛分娩を選んだか
周りの友人に無痛分娩で産んだ友達が何人かいて、痛みが少なかったのと、術後の回復が早かったんだ、と聞いて、自分も少しでも痛みが和らぐならいいかな、と思ったことがきっかけでした。
ちゃんと、リスクの説明も受けました。
でもその時はなぜか、まさか自分が帝王切開、吸引分娩になることはないだろう、無痛分娩にしておけば痛くないし安心。って思っていたんです。
出産翌日に母に言われた一言
本来、翌日から母子同室予定だったのですが・・・
私は、立てませんでした。
自力で移動ができず、車椅子に座るにも一苦労。
痛くて、ドーナツクッションがあってもすわるのが、きつい。
結局、私の状態では赤ちゃんのお世話は不可能と判断、赤ちゃんと母子同室にできたのは、出産から2日後のことでした。
「この子、なんだか犬みたいにはぁはぁ苦しそう」
出産が長丁場だったため、いったん帰宅した母が翌日来てくれたとき、抱っこしながら、新生児室の前で言った言葉です。
たしかに、すごくはあはあしてる・・・
それに、他の子と比べでも見てわかるくらいビクビクする回数が多い・・・
私と母の会話を聞いて、隣にいた助産師さんが言いました。
「この子、出産大変だった子だよね。無痛分娩の。微弱陣痛になって、心拍数が弱くなって苦しんで出てくる子に、こういう息づかいの子、多いんですよね。
ビクビクするのも、原子反射にしてはちょっと多すぎるかな・・・」と。
「出てくるとき出産が長引いて、呼吸が弱くなって、相当苦しかったんだろうね。
そのトラウマを、ひきづってるんだと思うよ。」
(この事は、のちの赤ちゃん訪問の保健師さんにも、赤ちゃん整体の整体師さんにも同じようなことをいわれました。るるくんの様子をみるなり、難産だったの?と。)
出産時のトラウマ
トラウマ。
そりゃそうだ、だって私もすごく苦しかった。
呼吸が低下して酸素マスクをつけていたんだから、赤ちゃんも苦しいにきまってるよね。
もし私の痛みが100だとしたら、この子の産まれてくることへの恐怖、苦しみはどれほどのものだったんだろう。
こんなに苦しそうで。
ちょっとした物音にビクビク反応して。
1分に1回ビクッてなるくらいビクビクして。
はっはっはっはっ
焦り。
どうしていいかわからないかのよう。
まるで怖くてしょうがなくて、おびえているかのように見えて。
涙。
止まらない。
大人になって、人前で泣いたことなんてなかったけど。
どうしょうもない。
もし無痛分娩にしなければこの子がもう少しでも苦しまずにこの世にうまれてこられたのかな。
頭の傷。みてるこちらが痛くてたまらない。
こんなにかさぶたにならずに産まれてこられたのかな。
なんとか絞り出して助産師さんに聞いた言葉。
「トラウマをとるにはどうしたらいいんですか?」
少しの沈黙の後、教えて貰った。
「声をかけてあげて。もう怖くないよって。赤ちゃんにも心があるから。ママやパパの声かけで安心して、だんだん落ち着いてくるかもしれない。だからたくさん声をかけてあげて」
私にできること
半年間ずっと続けていること。
はぁはぁ苦しそうな時、ゲホゲホ咳をする時。
抱きしめて声をかける。
産まれてきたとき、苦しかったよね。つらかったよね。
でも、もう、怖くないよ。苦しくないよ。
もう、大丈夫、安心していいんだよ。
この世界は楽しいこと、うれしいことがいっぱいあるんだよ。
だから、大丈夫。
パパも、ママもすぐ近くにいるからね。
産まれてきてくれてありがとう。
苦しくなくなるまで。声をかける。
最近、前よりずっとはぁはぁいう回数が少なくなってきた。
げほげほくるしそうにすることも減ってきた。
まだはぁはぁ苦しそうな時もあるけれど。
でもいつかきっと、生まれたころは呼吸が浅くて、すごく過敏な赤ちゃんだったんだよ。今では嘘みたいだねって笑って言える時がくるよ。
少しでも生まれた時の恐怖が軽くなるように。
トラウマがなくなるように。
心を込めて。
最後に
私は、もしまた出産することがあれば、無痛分娩は選択しません。
でも、それはこの出産を経験したからそう感じるわけで、もし痛みがすごく少なく、赤ちゃんも苦しむこともなく出産できていたら、きっと無痛分娩てすごくいいよってみんなに勧めると思うのです。
だから、無痛分娩を選択してももちろんいいと思います。
ただ、知っておいてほしい。
無痛分娩にはこういうリスクもあるってこと。
私のように、麻酔が効きすぎて時間がかかって、赤ちゃんの酸素濃度や呼吸が弱くなってしまうこともあるってこと。
いろんな出産体験があるってこと。
明日は、赤ちゃんがぐっすりねる方法のこと、書きたいと思います。
さっき窓の外を見たら、満月。
とっても綺麗。
明日も皆さんにとって素敵な1日でありますように。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!!