- 視能訓練士科1年制の受験資格を得る方法
- 視能訓練士資格のメリット、デメリット
- 社会人から1年で資格を取得することの実際
病院や眼科診療所において、医師の指示のもとに視機能訓練、検査を行う専門職、視能訓練士。
最近では社会人になってから資格を取得する人が増えています。
ただ、いざ資格を取得しようと思っても、一度学校に入りなおしてとなると、不安になりますよね。
2015年に視能訓練士科1年制を卒業した私が、そんな疑問にお答えします。
視能訓練士資格取得までの道のり、実際に働いてみて感じたメリット、デメリットをまとめました。
視能訓練士になるには
①視能訓練士養成所を卒業高校卒業後、指定された視能訓練士養成施設で3年以上必要な知識や技術を修得する。
②短大卒以上で、視能訓練士養成所(1年以上)に修業大学や短大、または看護師や保育士の養成機関で指定科目を履修したのち、指定の視能訓練士養成施設で1年以上必要な知識や技術を修得する。
③外国の視能訓練士の学校を卒業外国の視能訓練士の学校を卒業した者、または外国で視能訓練士の免許に相当する免許を受けた者で、日本の養成学校で学んだのと同等の技術があると厚生労働大臣が認定した者。
指定の科目を履修するには
①外国語 ②心理学 ③保健体育 ④生物学 ⑤物理学 ⑥数学 ⑦統計学 ⑧教育学・倫理学・精神衛生・社会福祉・保育のうち2科目
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実際1年間専門学校に通学してみて
1年間は壮絶な忙しさです!休みゼロで勉強に励みました。
授業がない日には、実習室を借りて検査の練習をしました。
私が通っていたクラスは、1クラス40名でしたが、クラスの4割の方がすでに眼科に携わっている方でした。
眼科専門の眼底検査フォトグラファーの方、検査員の方、医療事務の方、眼鏡士の方もいました。
経験者だと、得意な分野や実習においては未経験者とは知識に雲泥の差があったので、未経験の私は同じクラスメイトの経験者の方からいろいろなことを教えていただきました。
入学と同時に国家試験対策も始まります。
大学で4年間学ぶ人と、専門学校で3年間学ぶ人と同じ土俵で戦うわけですから、半端な気持ちでは1年間をやり過ごせません。
ただ、資格を取得すれば一生ものです。
あの時専門学校に通ってよかったと今でも思っています。
当時クラスの平均年齢は30代半ばくらいで、最年長では59歳の方がいました。うち1割が男性でした。
未経験で40歳以上の主婦の方も沢山いましたが、みんな資格取得見込で就職の内定を得ていました。
だいたい1つか2つ受けて受かっている印象でした。
視能訓練士のメリット
- 条件を満たしていれば、社会人になってからでも取得しやすい
- 条件を満たしていれば、最短1年で取得可能
- 国家試験の合格率が高い
- 残業が少なく、自分の時間が持てる
- 視能訓練士協会に入会することで、卒業後も資格のフォローアップや単位取得、生涯学習が可能。
- 社会人になってから取得する人が多く、年齢関係なく採用してもらえる
- 患者さんと直接かかわれる仕事なので、やりがいがある
- パート求人も多いので、出産後子育てしながら働きやすい
視能訓練士のデメリット
- 資格の知名度が低い
- 眼科診療所などスタッフの少ない病院では視能訓練士自体が1名という病院も多く、忙しい。
- 眼科診療所などスタッフの少ない病院では視能訓練士自体が1名の病院も多く、責任が重い。
- 女性スタッフの割合が高く、眼科診療所では男性用の更衣室がないなど、まだまだ男性にとっては働きづらい。
視能訓練士のやりがい
- 白内障手術後の患者さんから見えるようになって喜んでもらえた
- 弱視のお子さんの視力が回復してきた
- 眼鏡の処方により患者さんの不便が改善された
まとめ
ここまで、社会人から1年で視能訓練士になるまでの道のり、資格取得のメリット、デメリットを紹介しました。
最後に、今回の記事のポイントをまとめます。
- 1年制の専門学校に入学するには指定科目の履修が必要
- 不足科目の履修には放送大学の面接授業がおすすめ
- 視能訓練士資格の取得は大変だが、取得するメリットは多い
- 現役視能訓練士から見て、この仕事はやりがいがあっておすすめ
本記事を参考に、是非視能訓練士資格取得を目指してみてくださいね。
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